EAP研究所では、「疲労」の専門であるナカトミファティーグクリニックとの連携の上、
うつ病等ストレス関連疾患により休職中の方に対し、
精神科ショートケア「復職支援プログラム『SPICE』」を実施しています。
復職に向けてのウォーミングアップを行うことで円滑な職場復帰を支援し、
障害特性にあわせた本人、および職場への助言・指導等の支援を行うことで
職場適応と就労継続を図ることを目的とします。

 
対象者:企業、官公庁等に籍を有する常勤労働者
 
参加条件
・うつ病等で精神科、心療内科に通院中で病気の回復期にあること
・ 症状、生活リズムがある程度安定しており、自力で週2日(1日あたり3時間程度)通所できること
・主治医が参加を許可し、情報提供いただけること
・アルコール依存症、薬物依存症、パーソナリティ障害等がないこと
・自傷行為・希死念慮がないこと
・グループ活動への参加に支障がないこと(話をすることの拒否等)
・概ね6ヶ月以内の復職を視野に入れていること
 
グループ編成
ご本人の意思、主治医の見解等をふまえ、受理面接(心理職担当)、診察(精神科医担当)を行ったうえで参加を決定・グループわけをします。
 

復職支援プログラムの特徴
・主治医の理解を十分に得たうえでスタートします。
・本人を中心に、家族、主治医、事業場の各担当者(管理監督者、人事労務担当者、産業保健スタッフ)
 と必要に応じて連携してすすめます。
・本人のプライバシーは厳重に守られますのでご安心ください。
・プログラムの進行及びサポートは有資格者が行います。
(臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラー他)

 
ご本人にとってのメリット 企業・組織にとってのメリット
  • 休職中の居場所が確保でき、
    同じ目標をもった仲間との交流をもつことが
    できます。
  • 各自の状況に適したグループ編成により、
    マイペースで無理なく参加できます。
  • 定期的な個別面談により、変化への柔軟な対応が可能です。
  • 復職時の助言・指導により不安が軽減されます。
  • 計画的、継続的な内部復職支援体制の仕組みづくりに活かせます。
  • 再発・再休職予防等、リスクマネジメントとしての意義があります
  • 会社・組織に費用負担は発生しません。
 
復職支援プログラムの流れ
希望申し込み時点 ・企業窓口ご担当から候補者名連絡
・本人からの問合せ
・本人を介して主治医へ情報提供の要請
・受理面接(参加の可否、グループ決定)
・精神科医による確認診察・カルテ作成
参加・通所時点 ・プログラム参加(個別面接の定例実施)
・進捗状況の把握、評価
復職準備・調整時点 ・復職時期、復職時の受け入れ体制
(仕事の量的・質的負荷の調整、職場でのサポート等)の相談助言
復職  
 
プログラム内容
グループ
10:00

13:00
A 生活習慣チェック ボディ・ワーク
ワーク
エクササイズ
キャリアセミナー 認知行動療法
ワーク
エクササイズ
リラクゼーション グループミーティング 個別相談 アサーショントレーニング ヘルスマネジメント
13:00〜14:00 グループ入替え
14:00

17:00
B ワークエクササイズ
ワークエクササイズ ワークエクササイズ ワーク
エクササイズ
生活習慣チェック
グループミーティング ティータイム
リラクゼーション ワークエクササイズ ワーク
エクササイズ